アントステラ ステラおばさんのクッキー パンプキンJr.
価格 10枚で540円(税込)

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おはようございます。nyainと申します。このブログは季節商品情報を中心に、食べ物の情報発信をしているブログです。この記事ではアントステラ ステラおばさんのクッキー パンプキンJr.についての情報、雑学やレビューを書いています。

先日、ステラおばさんのクッキーを普段より安く買えるイベントが行われていたので買いに行ったところ、新しい種のクッキーが売られていました。
「パンプキンJr.」という名前の、かぼちゃ型のクッキーです。
ハロウィン色の強いクッキーだと思います。

・ステラおばさんのクッキー パンプキンJr.の商品概要[1]

ステラおばさんのクッキーのサイト内の「クッキーガイド」で調べてみたところ、 「trick or treat!クッキーをくれないといたずらしちゃうぞ!!」と書いてありました。
味や使用材料についてはよくわからなかったので、食べてからのお楽しみです。

・ハロウィンの象徴「ジャック・オー・ランタン」について[2][3]

アメリカの民間行事のハロウィンでは「ジャック・オー・ランタン」という灯具を作る文化があるそうです。アメリカでは、ジャック・オー・ランタンはオレンジ色のかぼちゃの中身をくり抜き、目や口や鼻をナイフで切ってつけ、内側に火のついたろうそくを立てて作るそうです。それを家の戸口に置いたり、室内に飾ったりするそうです。
日本でも「ハロウィン」と聞くと、かぼちゃに目と口などのパーツが付いたジャック・オー・ランタンのイメージを思い浮かべる方も多いと思います。
今回注目するクッキー「パンプキンJr.」もそのジャック・オー・ランタンを連想する外見のクッキーだと思います。
今回はこの「ジャック・オー・ランタン」について調べてみました。

ジャック・オー・ランタンはアイルランドおよびスコットランドに伝わる「鬼火のような存在」だそうです。
火の玉の姿の他、光る衣装を身にまとうかぼちゃ頭の男の姿で現れることもあるといわれています。
また、毎年10月31日のハロウィンの日に作る灯具の名前でもあります。

「ジャック・オー・ランタン」という言葉は「ランタン持ちの男」というものが由来とされています。
日本では「ジャック・オ・ランタン」や「ジャッコランタン」、「ジャックランタン」といった表記・発音をされたりすることもあるそうです。
漢語との混ぜ書きでは「提灯ジャック」とも書くそうです。

・ジャック・オー・ランタンに関する伝承[3][4]

ジャック・オー・ランタンに関する様々な伝承があるそうなので大雑把に書きます。

まず、世界各地にある鬼火についての伝承の一つ「ウィルオウィスプ」についてです。(この伝承の中にもウィルオウィスプという名詞が出てきます)
ウィルオウィスプは青白い光を放ち浮遊する球体、あるいは火の玉のことで、他にも色々な呼び名があるそうです。夜の湖沼付近や墓場などに出没し、近くを通る人の前に現れ、道に迷わせたり危険な道に誘い込むといわれています。

ウィルオウィスプの正体については洗礼(キリスト教入信に際して行われる、神の見えない恩寵を具体的に見える形で表すサクラメントといわれるもの)を受けずに死んだ子供の魂だとか、ゴブリンや妖精が変身した姿だとか、様々な説がありますが、一方でこんな伝承があります。

あるところに極悪人とされるウィリアムという男がいました。
ウィリアムは人からの恨みで殺され、霊界でイエス・キリストの使徒のペテロに地獄行きを言い渡されそうになったところ、言葉巧みに彼を説得し、再び人間界に生まれ変わります。
その後も悪行といわれることを繰り返し死んだウィリアムは、死者の門にてペテロに「お前はもはや天国へ行くことも地獄へ行くこともまかりならん」と言われ、煉獄(天国にも地獄にも行かなかった人が行く中間的なところ)を漂うことになり、それを見てかわいそうになった悪魔が地獄の火から燃える石炭を一つ、彼に明かりとして渡します。その石炭の光が人々に鬼火として恐れられるようになった、という伝承があります。
「ウィルオウィスプ」という名は「一掴みの藁のウィリアム(松明持ちのウィリアム)」という意味を持つそうです。
これは先程示した通り、鬼火「ウィルオウィスプ」の正体についての伝承の一つで、他にも様々な伝承があるのかとは思います。

そして、ジャック・オー・ランタンの伝承にはこのウィリアムの話と似ているものがあります。
ジャック・オー・ランタンは、生前に堕落した人生を送って死んだ者が死後の世界への立ち入りを拒否され、悪魔からもらった石炭を火種にしてその辺に転がっていたカブをくり抜いてランタンを作り、それを片手に持ってさまよっている姿だ、という伝承です。

また、ジャック・オー・ランタンについての伝承にはこんなものもあります。
ジャック・オー・ランタンは、悪賢い遊び人が悪魔を騙し、「死んでも地獄に落ちない」という契約を交わしたが、死後、天国へ行くことを拒否され、天国にも地獄にも行けず、カブに憑依し安住の地を求めこの世を彷徨い続けている姿である、という伝承です。

ジャック・オー・ランタンについては様々な伝承があるそうです。
「天国にも地獄にも行けず生まれ変わることもできない死者が悪魔から石炭をもらう」というところが、ジャック・オー・ランタンの正体にまつわる伝承に共通している部分なのかなと思います…

また、ジャック・オー・ランタンは旅人を迷わせずに道案内することもあるといわれています。
これは個人的には、先程のウィルオウィスプの伝承とは少し差異を感じる部分です。

・カブで作るジャック・オー・ランタン[2][3][5][6]

先程のジャック・オー・ランタンの伝承に「カブのランタン」が出てきました。
しかし、ジャック・オー・ランタンと聞いて現在の日本人がイメージするのは「かぼちゃ(のランタン)」だと思います。
現在のアメリカでもジャック・オー・ランタンをかぼちゃで作っていますが、ジャック・オー・ランタンの伝承の中で出てきた「カブ」ではなく、「かぼちゃ」でジャック・オー・ランタンが作られているのはなんででしょう?

これを考えるうえでまず念頭に置いておきたいのが、ハロウィンについての大雑把な歴史です。ハロウィンは毎年10月31日に行われる、古代ケルト人の行っていた「サウィン祭」という祭りが起源と考えられている行事だそうです。
古代ケルト人は中央アジアの草原から馬と車輪付きの乗り物を持ってヨーロッパに渡来した、インド・ヨーロッパ語族ケルト語派の言語を用いていた民族だといわれています。
古代ケルト人は紀元前1500年から紀元前1000年の間では今のフランスの北東部のあたりにのみ分布していたそうですが、紀元前400年になるとイギリス、アイルランド、フランス全域からポーランド南部あたりまでと、範囲を広げて分布していたそうです。
ハロウィンと呼ばれる行事がいつから始まったのか定かではありませんが、その起源といわれる行事は紀元前までに及ぶ、かなり昔から行われていたように思います…
時が経ち、ハロウィンの習慣はイングランド南部では17世紀以降、11月5日の火薬陰謀事件の記念日というものに置き換わり、廃れていったそうですが、スコットランド、アイルランド、マン島、ウェールズなどのイギリス周辺で引き続き広く普及していたそうです。
現代では、主に英語圏(アイルランド・イギリス・アメリカ・カナダ・ニュージーランド・オーストラリアなど)で大々的にハロウィンが行われているそうです。

ジャック・オー・ランタンについての伝承は、19世紀にアイルランドからの移民からアメリカに伝わったようです。(ちなみにハロウィンはアイルランドが発祥だという説もあります)
アイルランド人がアメリカに移民した当時、アメリカではカブの生産よりかぼちゃの生産の方が多かったそうです。
移民したアイルランド人が、まだアメリカで普及していなかった10月31日に行われるハロウィンという行事で、アメリカでは生産量の多いかぼちゃでジャック・オー・ランタンを作ったことがきっかけで、後にハロウィンが普及したアメリカではかぼちゃのジャック・オー・ランタンが主流になっていったそうです。
しかし、スコットランドでは現在でもカブでジャック・オー・ランタンを作っているそうです。
この灯具のジャック・オー・ランタンには善霊を引き寄せ、悪霊を遠ざける効果があるといわれています。

ちなみにスコットランドで実際にジャック・オー・ランタンに使われている「カブ」には、カブの他にも「ルタバガ」と呼ばれる根菜類を含むそうです。
このルタバガは、カブに似ていますが厳密には別種だそうです。
ルタバガの原産はスウェーデンとされ、スウェーデンカブという別名もあるそうです。

・実食と感想(あくまで個人の感想です)

袋から出して皿に並べます。


彫ったかぼちゃの下にPUMPKINの文字があります。かわいいです。
せっかくなので他のクッキーも並べて食べます。
いただきます…


濃いかぼちゃ風味のクッキーです。厚さは他のものに比べて薄く、どちらかといえば柔らかめの食感をしています。
甘さは甘ったるくなくちょうど良い感じです。
濃いかぼちゃの風味とじんわり広がる優しい甘さ、サクサク食感がおいしいです。
ミルク感はサックリかぼちゃの方が強く感じますが、パンプキンJr.はかぼちゃのシンプルで優しいお味という感じです。


おいしかったです(^^)

出展
[1]https://www.auntstella.co.jp/cookie_guide-2/#autumn9 2019/9/30閲覧
[2]https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ハロウィン 2019/9/30閲覧
[3]https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ジャック・オー・ランタン 2019/9/30閲覧
[4]https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ウィルオウィスプ 2019/9/30閲覧
[5]https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ケルト人 2019/9/30閲覧
[6]https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ルタバガ 2019/9/30閲覧

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