税込216円
内容量 2個 (33g×2)
1個あたり 81kcal
製造工場で小麦、卵、乳、くるみ、ごま、大豆、山芋、もも、バナナ、ゼラチン、りんご、オレンジ、キウイを含む商品を製造しています。
おはようございます。nyainと申します。このブログは季節商品情報を中心に、食べ物の情報発信をしているブログです。この記事ではかんの屋 家伝ゆべし栗入りあんについての情報、雑学やレビューを書いています。
かんの屋は福島のお菓子屋さんです。小さい頃に親戚からお土産としてかんの屋のゆべしを頂いて、そのときにおいしくて一人でバクバク食べてしまった思い出があります苦笑
久しぶりにそのゆべしを食べたいと思って探して歩いて見つけられて良かったです。
オーソドックスなあんの家伝ゆべしもありましたが、今回は季節限定の栗入りあんにしてみました。
・かんの屋について[1]
かんの屋さんは1860年から創業している福島の老舗のお菓子屋さんです。1860年、菅野文助という人が菅野屋を名乗り今に伝わるゆべし作りが始まりました。長く伝わり愛され続けているその「家伝ゆべし」は福島の代表的な銘菓です。
家伝ゆべしは、菅野文助さんの菓子づくりの精神「飾ることなく、あるがままの表現は、つくせぬはからいへの合掌である。」を基に作られています。かんの屋さんではこの精神が創業から今まで受け継がれてきたのですね。
あるがままの表現…家伝ゆべしは表面に華やかな色でデコレーションされていませんね。茶色です。そして材料そのものの風味や味を殺さずに活かしたシンプルな味付け。…こういうお菓子の要素が「あるがままの表現」を作っているのではないかと思います。
また、合掌は尊敬、感謝するときなどに使われたりするそうです。
つまり菅野文助さんの菓子づくりの精神は、「あるがままの表現によって尊敬、感謝のような気持ちを表します。」というような考えだと思います。
・家伝ゆべし[2]
家伝ゆべしはゆべしの生地を薄く伸ばし中央に餡を置き、三方をつまんで包み、蒸しあげて作るそうです。
家伝ゆべしは、ゆべし生地はほのかな醤油の香り、あんは滑らかで上品な甘み、ケシの実は香ばしい余韻を残すという特徴をもちます。
家伝ゆべしの特徴的な形は翼を広げた鶴をイメージしているそうです。
なぜ鶴なのかというと、福島県にある三春城(みはるじょう)主”田村義顕(たむらよしあき)”公の祖先”坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)”は2羽の丹頂鶴に育てられた、という故事があり、そのエピソードから鶴の形にしたそうです。
・ゆべしというお菓子[3]
ゆべしは漢字で柚餅子と書き、本来柚子の実を使った菓子ですが、全国各地で味や形、製法が異なり様々なゆべしが存在しています。珍味や薬味など、お菓子以外の柚餅子もあります。
東北地方のゆべしは、柚子ではなくクルミを使った四角い餅菓子が広く知られています。これは東北地方では柚子の産地から距離があり材料として使われにくかったからだといわれています。また、江戸時代以前のクルミは貴重なタンパク、脂肪分の源だったそうです。
家伝ゆべしは東北地方のゆべしですが東北地方で一般的なクルミのゆべしとは違った分類のゆべしです。家伝ゆべしは歴史の長いお菓子なので福島県ではこの家伝ゆべしの方が一般的かもしれません(^^)
・実食と感想(あくまで個人の感想です)
特徴的な形の、透き通ったきれいなゆべし。小さい鶴だと思うとかわいいです(o^^o)ケシの実はどんな味でしょうか…?
もちもちしているのですがスーパーの串団子みたいな弾力はなくて重くありません。ひと噛みすると簡単に溶けていきます…
ゆべし生地もあんもまたしつこくなくちょうどいい甘さ。そしてケシの実のきな粉にも似た香ばしさが後引く余韻を作っています!
おいしい…何個でもいけそうです(o^^o)
しょっぱさと甘さのバランスがとれた味をゆべし生地、あん、栗甘露煮、全体で作り上げ、そこにケシの実でいい風味を足している、クセになる味わいのゆべしです。
栗甘露煮のホクホク感が食感のアクセントになっているところもいいですね。
今度はオーソドックスなあんの方も食べたいと思います(^^)
出展
[1]http://www.yubeshi.co.jp/fs/yubeshi/c/brand/
2018/11/14閲覧
[2]http://www.yubeshi.co.jp/fs/yubeshi/yubeshi_kaden/kadenyubeshi24
2018/11/14閲覧
[3]https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ゆべし 2018/11/14閲覧